【映画】「TENET(2020年)」を見ました
気づいたら隣にいた。
監督:クリストファー・ノーラン
公開:2020/9/3(アメリカ) 2020/9/18(日本)
製作国:アメリカ合衆国
ジャンル:SF
ざっくりあらすじ:オペラハウスにおいて爆破テロ事件が発生。混乱の最中CIA工作員の主人公(ジョン・デヴィッド・ワシントン)はある作戦にしていたが失敗し、敵に捕らえられてしまう。拷問を受け追い詰められた主人公は自決薬を服用することに。ところがその自決薬は睡眠薬であり、目を覚ますと海上の船の中であった。目を覚ました主人公に、見知らぬ男フェイ(マーティン・ドノヴァン)は世界を「第三次世界大戦」から救うある作戦を告げる。
ノーラン監督の映画見るの自体初めてだったんですけど、とにかく「難解」「感情がやばくなる」とだけ周りに聞いて評判がとてもよかったので見に行きました。IMAX(ドルビーってやつ)で見たかったけど見に行く時期が遅すぎました(昨日見た)。映画館のスクリーンほぼ「鬼滅の刃」で埋まってるよすごいよ19時台のチケットしか取れなかったよ翌日仕事なのに・・・個人的に魅力を語るとほぼネタバレになるという仕様になっておりますので、鑑賞ポイント中心に感想を。それでは。
この映画の最大の要素である「時間の逆行」がとても「難解」と聞いていたので「過去に遡ったりすんのかなあ」から「過去=記憶・記録」の安直な発想で同じノーラン監督作品「メメント(2000年)」を見て雰囲気の予習。いやこの監督の作品ムズいわ・・・
予習しておいてよかったのは(「TENET」見てから気づいたんですけど)、この2作品は物語の展開の仕方が結構似てて「作中で鍵となる重要な演出を何度も繰り返す」んですよね。それわかってから行ったらまだましかも。逆行時に取り付けないといけないあるアイテムがポイント。まあでも最後はそんな難解な要素すっ飛ばして心揺さぶられる衝撃の展開なので結局「考えるな、感じろ」である。ネタバレになるのでこれ以上何も言えません。。。あまり身構えずに物語の流れに身を任せるのも大事です。逆行要素含めて理解しようとすれば2回目の方が楽しいんだろうなとは思います。わからなかったら見に行かれた先輩方がめちゃくちゃ丁寧な解説記事上げられているのでそちらを読むのもおすすめ。
音楽がダイナミックで映像効果もド派手です、主人公めっちゃフィジカル強いのでアクションシーンも見ごたえあります。いやまじIMAX案件だよこれ。そして本作で主人公と行動を共にするロバート・パティンソン(役名:ニール)がめちゃくそ綺麗で頼りになるスマートでかっこいい男なので要注目です。「最初から隣にいました」という顔で急に出てきます。
久々に映画館のでっかいスクリーンで心揺さぶられるアメリカ映画らしいダイナミックな作品が見れてとても満足です。とりあえず私は作中にオマージュで出てきた某恋愛映画の傑作を今から履修します・・・
【ゲーム】「このiPhone上にない」アプリ一覧からソシャゲ続かない人間が前科語るだけ 育成ゲーム編
- 見てこのガチャすごくないですか???????
- 「このiPhone上にない」アプリゲーム 育成ゲーム
- 刀剣乱舞-ONLINE-Pocket
- 戦刻ナイトブラッド
- 育成ゲーム編まとめ
- ソシャゲ続かない芸人まとめ
見てこのガチャすごくないですか???????
ブライダルなエースくんほしかったな。。。今年の7月頭の出来事でした。
というわけで前回の続きです。
育成ゲーム編です。ポチポチゲームとも言いますかね、特に難しいアクションを要求しない放置してても問題ないような。。。
前回の「アクションゲーム編」はこちら。
ゲーム毎にこの辺を紹介。
ゲームタイトル(小見出し)
・ゲームジャンル(システム)
・リリース年(サービス終了している場合はサービス終了年も)
・遊んだ動機(遊んだ時期)
・やめた原因
それでは。
「このiPhone上にない」アプリゲーム 育成ゲーム
あんさんぶるスターズ!!Basic
・アイドル育成ゲーム
・2015年~(2020/3から無印タイトルから「Basic」に変更)
・CV小野友樹のキャラクターが好みすぎて始めた。カードのイラストがすごくきれい。
・チュートリアルし終わってもシステムの仕様が分からず(2015年当時)ストーリークリアがなかなかできなかった。アイドルと先生が同じ質問ばかりしてくるので答えも毎回同じものを答えるのが結構苦痛だった※乙女ゲームではない。ちょっとひねった答えとかしてやり取りをたのしみたかった。しかし本当にカードのイラストは魅力的だったので2,3年はやめては課金アイテム大量配布の度にまた最初からやり直すというのを繰り返したが結局続かず。Musicはとても楽しいです。。。
刀剣乱舞-ONLINE-Pocket
・2015年~
・Twitterで話題になっていたので始めたら、へし切長谷部にはまってめちゃくちゃ好きになった。フォロワーさんもたくさんできてリリース当時は毎日お話しするのが楽しかった。めんどくさい性格のCV前野智昭の山姥切国広もとても好き。初実装時大包平に3万円突っ込み人生で一番たくさんの薄い本を買った。
・当時ソシャゲ自体初めて間もないころで、時とともに遊ぶゲームの種類(アクションなど)が増えてくると、単調な作業ゲー(戦場に出して(気を抜いたら終わる)刀作って(数時間)怪我したら手当して(数時間)等)がだんだん苦痛になってきた。イラストも数枚程度で全然動かんし。経験値もとても渋い。最近は改善されているのだろうがそこまで追いつける気がしないのでもうプレイすることはないはず。燭台切光忠を「極」にできたのでもう思い残すことはない。開くのはたまに友人のために舞台のチケットとるのに使うぐらい。
文豪とアルケミスト
・2016年~
・スチームパンク風でモダンな歯車を多用したビジュアルがとても好き。実在した文豪のキャラクター性に忠実で、ほぼ全員何かしらこじらせていた。銃が強い。同人活動されてる方のアプローチが多様(作中で出てくる料理のレシピ本とか)で面白くて、同人イベントにも何度か一般参加した。
・経験値が渋くてなかなか育たない。。。そのうち文豪に興味出てきて「青空文庫で読んだ方が早くない?」となって、ゲームそのものを続ける気がなくなってしまった。
戦刻ナイトブラッド
・2017/5~2019/12
・言わずと知れた乙女ゲームブランドの大御所オトメイトとKADOKAWA、マーベラスの三社共同制作と銘打ってリリースされ、美麗なイラストと豪華な声優陣が魅力のゲームだった。
・システム忘れるぐらい単純だったし言うほどストーリーも面白くなかった。悌太さんの美麗なキャラクターだけが救いだった。この辺でマーベラス制作のゲームに対して勝手に不信感が生まれる。
千銃士
・育成ゲーム
・2018/3~2019/6 新作がもうすぐできるらしい
・マーベラス制作のゲーム。敵キャラの現代銃のキャラクターが素敵だった。必殺技になったら歌いだすのがカオスで面白かった。
・パンパンうるさい。ここでマーベラス制作のゲームに対する信用を完全に失う。
育成ゲーム編まとめ
・作業ゲームはよほどの動機がないと続かない。
・メディアミックス前提でゲーム自体の中身がそこまで作りこんでいないケースがある。その場合アニメ、舞台等にハマれるかどうかが結構カギなので、今後新規でゲーム制作、展開にはよほど慎重にならないと制作会社はしんどいと思う。
・キャラ萌えだけだとしんどい
ソシャゲ続かない芸人まとめ
5年はソシャゲをやってきているんですが、どのソシャゲでも思うのは「ガチャで大当たりをビギナーズラックや無課金で引いた経験」を結構いつまでも引きずるのでキャラ萌え等でガチャで大当たりを引くことが目的になってしまうとこれ以上続けても破滅の一途しか見えないので、こうなったら辞め時なのかなあと思います。ギャンブル依存症予備軍ですね。金突っ込んだら解決するって学んだのもあまりよくなかった。
あと、ソシャゲのストーリーはサービス続く限り結末がいつまでも来ないので、最近本読んだり映画見る機会増えてきてると、1個のソシャゲに時間費やしてストーリーを読み続けるよりはちょっとお金払って多くの物語に触れて終わり見届ける方が楽しいなあと思うようになりました。割とストーリー重視でゲームしてたところもあったので。。。
まだやってるソシャゲもいくつかあるので、完全にやらなくなるかはわからないですがTLでちょいちょいやってるところ見かけたらまたお相手してください。
長々とつづってしまった、ここまで読んでくださってありがとうございました。
【ゲーム】「このiPhone上にない」アプリ一覧からソシャゲ続かない人間が前科語るだけ アクションゲーム編
ソシャゲのログインが続かない
最近遊び始めて二週間ほどで遊ぶのやめるみたいなのがあまりに多くなってきたので、「このiPhone上にない」一覧で遊ばなくなったアプリゲーム(ソシャゲ)振り返ってみる。長くなったのでアクション編と育成シミュレーション編(来週更新予定)の2部編成です。
Appストアから見れるよ。
以下、ゲーム毎にこの辺を紹介。
ゲームタイトル(小見出し)
・ゲームジャンル(システム)
・リリース年(サービス終了している場合はサービス終了年も)
・遊んだ動機(遊んだ時期)
・やめた原因
「このiPhone上にない」アプリゲーム アクション
アクションゲーム=パズルとかリズムゲームとかバトル要素あるやつとか素早いタップ求められる系のくくりで。
夢王国と眠れる100人の王子様(通称:夢100)
・パズルアクション、女性向けRPG
・2015年~
・Twitterのフォロワーさんが始めてたのを見てリリースして数か月後ぐらいにDLして開始。当時女性向けのゲームでパズルアクションゲームが珍しく面白くて、大変好みのCV佐藤拓也とCV興津和幸のキャラクターがいたのもあって遠方のリアルイベントに参加するほどとてもはまった。
恋愛シミュレーションの要素もあるので登場キャラクター主人公以外全員男(王子)だったがCV小林ゆう等の女性声優の王子がいたり、CV山口勝平、CV山寺宏一等の大御所声優の王子がいたり他の女性向けゲームではあまりお目にかかれない要素が多かった。当然めっちゃ課金した(金額は伏せる)。2年は遊んでたと思う。
・ゲーム内コミュニティのレベルが高くて(課金額がえげつない等)身の危険感じてコミュニティ離脱。コミュニティのレベルが下がるとゲームが進めづらくなる仕様(だった気がする)が始まったのと、仕事が昼休み中でも電話とらないとダメみたいな仕事で中断しづらいゲーム自体だんだんやりづらくなって自然とやらなくなった。
CV沢城みゆきの王子来てたらもうちょっと遊んでたと思う(これめちゃくちゃ期待してた)。もうやらないしできないけど課金については後悔していない。
アイ★チュウ
・リズムアクション、恋愛シミュレーション
・2015年3月~2020年7月(オンライン版のサービス終了、オフライン版では遊べる)
・夢100一緒にやってたフォロワーさんがやってたので2015年の末ぐらいに開始。当時は女性向けのリズムゲーム自体が珍しかったような気がする。曲のジャンルも幅広かった。大好きな絵師さんがデザインされたキャラクターがいた。
・夢100と同じく、中断しづらいゲームがとにかくやりづらかった。どのキャラクターが好きだったか覚えていないレベルで好みのキャラクターがいなかった。1か月は遊んでたかな。。。
アイドリッシュセブン(通称:アイナナ)
・リズムアクション、アドベンチャー
・2015年~
・キャラクターデザインが「満月をさがして」の種村有菜先生で先生が「うたの☆プリンスさまっ♪(通称:うたプリ)」に当時ハマっていらして同人誌出すレベルだったと聞いていた時にリリースされたゲーム。キャラクターの第一印象は「雰囲気うたプリかこれ・・・?」である。
CV佐藤拓也のキャラクターがいたので気軽に始めたら、内容は似ても似つかず、ストーリーがとんでもなく重くてほぼ全員何かしら心に闇を抱えていた。対して曲はアイドルらしい明るいものが多い。楽曲提供されてる方が豪華。金髪頭のアニメヲタクキャラのナギが好きだった。
・ストーリー攻略ミッションの「Re:vale(先輩アイドル二人組)を編成して楽曲クリア」で片割れの千(ユキ)が一向にガチャで引けなくて詰んだ。あとストーリー面白かったけど2部からライバルアイドル(名前忘れた、TRIGGERじゃない)の言動がキツくてあまり再開しようとも思わなかった。
イベント形式がランキング形式(上位に行くほど報酬が上がる、より多くの時間等資源を割けると有利)で生活に支障が出た。リズムゲームがしんどい時期だったけどまあまあ続いた。1年ぐらい?
夢色キャスト
・リズムアクション、恋愛AVG
・2015年9月~2019年1月
・CV小野友樹が出てるスマホのリズムゲームを見たことなかった(たぶん)ので飛びついた。音楽レーベルランティス(アニメのキャラソンめっちゃ作ってる)だったので信頼度高かった。
・リズムゲームのシステムが遊びづらくて(画面が格子状にマス?みたいになってて光ったタイミングでタップする)1週間ぐらいでやめた。ゆびつってずっと痛かった。
うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live(通称:シャニライ)
・リズムアクション
・2017年~
・いやもうほんとずttttっと待ってた。うたプリはPSPの恋愛AVGを何作か遊んでアニメも見て地獄のような楽曲・ドラマCD店舗別特典コンプとかしててアニメ放送当時学生のくせに金かけすぎてた。それぐらい好き。
特にゲームやアニメのストーリーになぞらえた楽曲がまあ魅力的で、ほぼストーリーそっちのけで曲聴いたりストーリー攻略でちょくちょく入るリズムゲームのミニゲームばっかりやってた。PSP生産終了(だったはず)したしリズムゲームだけでもスマホに・・・と思ってた矢先の配信で飛びついた。
・ランキング形式のイベントで生活に支障が出た(2回目)もうあんなしんどい思いはしたくない。初回イベントの報酬に推し(一十木音也)を設定してほしくなかった。
identityV(第五人格)
・非対称対戦アクション
・2018年~
・転職先の会社の人が昼休みにやってたので始めた。カスみたいな動きしかできなかったけど仲良くできてよかった。コミュニケーション試みるツールにはよかったと思う。
・ゲームしなくてもいいような関係になれた気がしてやる必要がなくなったのと、自分協力するよりタイマンの個人戦で他人を蹴落とすとか貶めるゲームの方が好きだと思った。あと通信環境強くないと怒られる。
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
・リズムアクション、アイドル育成
・2015年~
・2020年にDL。コロナで暇してた時に身内からアルバム借りたら曲が気に入って、リズムゲームも好きだし遊んでみた。「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」が特に好き。かわいい。
・データの容量が大きい、5年分のストーリー量が膨大すぎて追いつけなくて挫折。ストーリー飛ばしまくっても終わりが見えない。。。
バンドリ!ガールズバンドパーティ!
・リズムアクション
・2017年~
・2020年にDL。コロナで暇してた時にポケモンカード一緒にやってる友人に勧められて始めてみた。知ってる曲のカバー(ボーカロイドとかBUMPOFCHICKENとか昔のアニソンとか)が多くてとっつきやすい。
・ノーツがめちゃくちゃわかりづらくて難しい、キャラクターにそんなにはまれなかった(Roseliaは好きかな)。遊びたい曲買える(遊んでゲーム内コイン貯めて購入のシステム)までなかなかたどり着かなくてDLして3日ぐらいでやめた。
デレステとバンドリ!始めたのは当時2020年3月リリースの「あんさんぶるスターズ!Music」に夢中になってたのも要因。
アクション編まとめ
・アクション系は基本時間がないとしんどい、中断が痛手になる。
・アクション(リズムゲームとかパズルとかバトル)を楽しむのが第一目的の場合、ストーリーが長いとストレス感じることがある。
・ランキング形式のイベントは生活に支障が出る。
・協力ゲームは向いていない。
2015年はソシャゲに手を出しすぎた年だったのかも。毎月新作出たらDLしてた気がする。動機:CV佐藤拓也が多すぎる。
後編にやめたソシャゲ全体のまとめもやります。それではまた次回。
【映画】「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年)」を見ました
なんつう綺麗な。。。
アニメーション制作:京都アニメーション
監督:石立太一
原作:暁佳奈(同名小説)
公開:2020年9月18日
製作国:日本
ジャンル:ファンタジー、群像劇、成長
ざっくりあらすじ:戦場で両腕を失い義手となった少女兵ヴァイオレット(CV石川由依)が郵便社での代筆業・自動手記人形の仕事を通じて様々な人と出会い、戦場で誰よりも大切な人ギルベルト少佐(CV浪川大輔)に最後に告げられた「愛してる」の意味を探しに行く物語。2018年1月期アニメの完結編。
TBSドラマの「MIU404」で毎週の心揺さぶられる展開に頭打って気を失っていたら最後の更新から1か月半経ってました。今週末に「罪の声」公開ですね。昭和犯罪史に残る異様でしかない劇場型犯罪の物語、楽しみです。
映画館には今日まで4回足を運べました。映像・音響の迫力もありますけど上映前上映後の喧騒と静寂も好きでやっぱ映画館がいい。今回の作品は上映前上映後も静かで印象的でした。記事では、ネタバレが無いところギリギリ走り切りたい。
アニメ全話視聴済です。毎回ヴァイオレットを取り巻く心情・風景のあまりの美しさに涙してたわけなんですけど、時間とともに我々が失ったものじゃなくて、あれは彼女自身の資質の表れですよねきっと。感情の起伏が乏しく無垢で素直で従順で、、、だから(巡りあわせがあるにしろ)戦場で「武器」こと少女兵になれたんだろうな。自分にはないものを持ってる人ってそれだけで魅力的で美しく思います。
そんな彼女の心を揺さぶり、彼女が一途に思い続ける唯一の存在がギルベルト少佐で、今作の物語はこの人が中心になるわけです。が彼、ほんと「彼女のあんな姿見たうえでなんでそんなこと言うの(すんの)?」と思わずホッジンズさん(郵便社の社長さん)と一緒にこぶしを振り上げたくなるレベルのヘタレで驚愕でした。こんな男でええんか、でもええんやんなヴァイオレットちゃんにとっては、、、ね。
作中の情景としては「海」を中心に描写が繰り広げられていました。アニメ7話の父娘のお話(Netflixのリンク貼っておきます)
https://www.netflix.com/jp/title/80182123
でも放送当時話題になりましたが、ここまで絶佳な水と光の情景は現実の風景でもそうそうない。アニメーション・映像技術の真骨頂ですよね。物語の起伏を表すような激しく移り変わる「海」の表情が印象的でした。そんでもって曲の入りどころが完璧すぎて卑怯。泣くしかないわこんなん。
形のない愛を伝えることは難しいけど、それが誰かの支えになって生きる糧となって世界を彩るかけがえのないものになって―ヴァイオレットの心とめぐる旅の美しい最後を見届けることが出来ました。困難な状況の中、作品の制作・公開に携われた皆々様にただただ感謝。
興収15憶円突破、おめでとうございます。
【漫画】「アクタージュact-age(全12巻)」を読みました
未完。
ジャンプとしては異例の題材、内容は紛れもなくジャンプ。
漫画:宇佐崎しろ
(原作は別の人)
連載期間:2018年~2020年
ジャンル:少年漫画
ざっくり内容:天性の演技の才能を持つ少女が女優として成長する姿を描いた漫画。人気作品だったが残念すぎる経緯で連載打ち切り、絶版。
あんなことhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a25d213464a744c20dac839622b7589b78ee0aabになって「絶版なるぞこれ」と紙で揃えていたのですが未だに12巻だけ手元になく、これだけ電子です。中古高いけど買っておきたいなあ……
身近に絶賛している方が何人もいらしていて「いつか読もう」状態でしたので、きっかけとしては最悪でしたがなんやかんやで読めてよかったです。少年ジャンプ作品は(スポコン系がそんなに得意ではなくて)かなり久々に読んだのですがめちゃくちゃ面白い………面白かった………キャラクターも魅力的だし演技のシーンの情熱的な美しさ、演技手腕・演出の技法も決してくどくない程度に解説が入り、才能・技術の殴り合いはある種のバトル漫画のような印象を受けました。題材は変り種ですが、「これが週刊少年ジャンプで連載すべき作品です」と強く訴えかけられるような作品。
主人公で駆け出し女優の夜凪景ちゃんと「天使」こと若手トップ女優の百城千世子ちゃんの決して単純ではない関係性がとても好きです。10代の女の子の関係性の複雑さがなかなか上手いこと表現されてるんだなこれが………お話で好きなのは「銀河鉄道の夜」かなあ。憑依型の明神阿良也とメソッド演技の景ちゃんの違いがよく分かるというか。あの単行本の章末に紹介されている登場人物プロフィールに「好きな作品」の紹介されてたのがなんとも素敵でとても好きでしたね。色々な伏線が張られ、これからCM、映画、MV、舞台、とステージを変えながら主人公達の成長を見届けられたんだろうなあとは思いますが………
社会のルールなかでも法律を破る、守るべきものを深く傷つける行為は許されざる行為です。いくら才能がある方であっても罪の重さは変わりません。当然の結果だと思います。「作者と作品は切り離すべき、だから絶版なんて」って話がたまに出たりしますけど、作品が作者の血肉を削って作られている以上は切り離して考えるのは到底無理な話だなあ…実際作中で私も「あ、だからあんな表現だったり発言が作品に出るのか」ってちょっと考えちゃったりしてしまったし。今回は原作者でしたけどなにも作者だけでなく編集者、読者、広報、実写化するなら演者…と作品に関わる全ての人に言える話です。作品ってどんな姿形をしていても人間たったひとつたったひとりの行動で脆く崩れ落ちるものだと思い知りました。
先日も俳優業界で逮捕があってマジでえらい目に遭ったけどほんと、人間って弱い生きものだからさ……弱いものを守るためにあるのが法律であり規則でありルール。強くありたいなら当たり前に守れ自分が弱くて打ちひしがれそうなら社会保障諸々の支援に頼れそれも出来ずに守れなかったら…………然るべき審判を受けるしかありません。
物語が辿るはずだった本来の道が消え去った以上、夜凪景たちの冒険を再び見ることは決して叶わないことではありますが、私たち読者が各々「ひょっとしたらこうなるかも」と思い描いた物語なら彼らのための新しい道になってあげられるかもしれませんね。想像の世界でだけでも冒険を続けていて欲しいと願います。それが作品のための供養になるかと。
あと、「いつか読もう」とか「いつか見よう」じゃなくて思ったらすぐに読んですぐに見るの大事だわほんま……いやでもそんなんずっとし続けるのしんどい疲れる………
宇佐崎しろ先生の今後のご活躍を祈念いたします。微力ながら応援させていただきます。
【映画】「セブン(1996年公開)」を見ました
ブラッド・ピットが若い。
Amazonプライムで配信していたのを見ました。
https://www.amazon.co.jp/セブン-字幕版-ブラッド・ピット/dp/B00FIWCHPG/ref=nodl_
監督:デヴィッド・フィンチャー
公開:1996年1月27日(日本公開)
製作国:アメリカ
ジャンル:サスペンス、刑事もの
ざっくり内容:七つの大罪に準えて起こる連続殺人事件を退職まであと一週間の刑事ウィリアム・サマセット(モーガン・フリーマン)と新人刑事デビッド・ミルズ(ブラッド・ピット)が追う。
サスペンスだったりホラーだったり人が死んじゃう系の作品ばかり視聴していたらアマプラでおすすめに上がってきました。サスペンスの名作。
ストーリー、冷静沈着なベテラン刑事と熱血新人刑事のコンビの実家のような安心感はすごい。割と殺され方がえぐくて「うはあ」という感じです。「あ、これ犯人どうしようもなく頭おかしいヤツや」と思わざるを得ない話の運び方、見せ方です。疾走感もあって体感時間ものすごく短かったです。
見せ方、ラストの引きの絵がとにかく綺麗でお気に入りです。えげつない殺害現場とか生活感満載の乱雑な部屋とかも汚いのにどこか美しかったです。邦画の乱雑な部屋は見ても「汚い」としか思わないのに、洋画のただただ汚い部屋はわくわくするしなんならかっこよく感じるのは住む文化圏が違うから………?
作中には現場に七つの大罪が血文字で残されていたり、図書館で蔵書の閲覧をするシーンがあったりととにかく「文字」を魅せるシーンもすごく印象的でした。この「Se7en」のタイトル文字なんてめちゃかっこいいです。日本版のポスター検索かけたら全くこの面影なくて「え?」となったのでこの画像です。オープニングとエンドロールもタイプライターの書体で新聞紙だったり手帳だったり小物を活用して製作されていておしゃれです。下から上に流れるエンドロールじゃなくて逆だったんですよねえ。
ストーリーも演出もとにかくお気に入りの一作になりました。「なんか手軽に名作映画抑えておきたいな」という自分にはぴったりでした。
そろそろ洋画を大きい映画館の画面で観たいなあ……
【映画】「プロメア(2019年公開)」を履修しました
作品の感想は
・自分なりに「良い」と思った作品だけ書く。
・なるべく簡潔に書きたい(登場人物紹介とかは省きます、すみません)。リンクなるべく貼ります。
・結末には触れない。
のルールでとりあえず行こうかな。というわけで
最初の記事は2019年公開のアニメーション映画「プロメア」になります。
公開日:2019/5/24
制作国:日本
ジャンル:SF
ざっくり内容紹介:発火する人間「バーニッシュ」が現れて地球が燃えて人口の半分が消失した世界でバーニッシュによる炎上テロに対抗する組織(消防隊)に所属するガロ(暑苦しいタイプの男)とテロリストのリオ(知的でクールそうな美少年のバーニッシュ)が出会って戦って世界が変わる話。
あれだけTwitterで「映画館で見て」と言われていたのに各種配信を機に今さらようやく見ました。「履修」と表現したのは昨年から今日までの盛り上がりっぷりを見ていて、ヲタクの端くれ的には見ておかないといけないように感じたから。
前知識は
の以上5点です。WOWOWで視聴しました。
TRIGGERといえば「天元突破グレンラガン」「キルラキル」作ったところというのは存じ上げていまして、「プロメア」の監督・脚本はこの2作品と同じ今石洋之さん・中島かずきさんという方が手掛けられているのですが恥ずかしながらどちらも未視聴です。。。視聴して一番に思ったのは「対比がきれいだな」ということです。ガロとリオはもちろんですが、ガロとクレイ、リオとクレイ、アルデビットの姉妹とそれぞれ何かしらの関わりは持ちつつ相反する要素を持っていて、事件だったり戦闘だったりでそれが垣間見えるのがとても美しかったです。この視聴後「中島かずき」で検索かけましたら「仮面ライダーW:脚本」とあって「うわああああなるほどおおおおお!?!?!?」ってなりました。あとは演出がかっこいい、映像もですが劇中の曲がとにかくかっこいいです、クレジット探したら澤野弘之さんでした。さすがです。サントラ落としました。雑にすみません。
CV:堺雅人さんはすぐ「あ、堺雅人の声だ」ってなりました。声高いですよねほんと。
滅殺開墾ビームは思ったより「開墾」していました。あとずっと主人公の技だと勝手に思っていたので「お前が撃つんかい」ってなりました。
私はWOWWOWで自宅のテレビで見たのですが、とにかく演出が派手で「これは映画館で見たら迫力あるだろうな」と感じられたので、現在でも上映している映画館があるのはとても納得しました。アニメの色の使い方がビビット?寄りの明るめの色で、全体的に音も声も大きいです。暗くて音響もダイナミックに使える映画館にぴったり。応援上映が楽しくて何回も行く方がいらっしゃるんでしょうか。
個人的にはガロリオ(もしくはリオガロ?)しかなかったです選択肢が。ほんとに。
前知識踏まえた感想一通り入れられたところで「締め」
これ見てなかったの結構損してたなと思いました。内容もどちらかというとシンプルでとにかくわくわくする、幅広く愛される作品じゃないでしょうか。まだ見てない方は(もし行けるなら)映画館に見に行きましょう。
以上!!