ろくに片づけられない本棚

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【映画】「TENET(2020年)」を見ました

気づいたら隣にいた。

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監督:クリストファー・ノーラン

公開:2020/9/3(アメリカ) 2020/9/18(日本)

製作国:アメリカ合衆国

ジャンル:SF

ざっくりあらすじ:オペラハウスにおいて爆破テロ事件が発生。混乱の最中CIA工作員の主人公(ジョン・デヴィッド・ワシントン)はある作戦にしていたが失敗し、敵に捕らえられてしまう。拷問を受け追い詰められた主人公は自決薬を服用することに。ところがその自決薬は睡眠薬であり、目を覚ますと海上の船の中であった。目を覚ました主人公に、見知らぬ男フェイ(マーティン・ドノヴァン)は世界を「第三次世界大戦」から救うある作戦を告げる。

 

ノーラン監督の映画見るの自体初めてだったんですけど、とにかく「難解」「感情がやばくなる」とだけ周りに聞いて評判がとてもよかったので見に行きました。IMAX(ドルビーってやつ)で見たかったけど見に行く時期が遅すぎました(昨日見た)。映画館のスクリーンほぼ「鬼滅の刃」で埋まってるよすごいよ19時台のチケットしか取れなかったよ翌日仕事なのに・・・個人的に魅力を語るとほぼネタバレになるという仕様になっておりますので、鑑賞ポイント中心に感想を。それでは。

 

この映画の最大の要素である「時間の逆行」がとても「難解」と聞いていたので「過去に遡ったりすんのかなあ」から「過去=記憶・記録」の安直な発想で同じノーラン監督作品「メメント(2000年)」を見て雰囲気の予習。いやこの監督の作品ムズいわ・・・

movies.yahoo.co.jp

 

予習しておいてよかったのは(「TENET」見てから気づいたんですけど)、この2作品は物語の展開の仕方が結構似てて「作中で鍵となる重要な演出を何度も繰り返す」んですよね。それわかってから行ったらまだましかも。逆行時に取り付けないといけないあるアイテムがポイント。まあでも最後はそんな難解な要素すっ飛ばして心揺さぶられる衝撃の展開なので結局「考えるな、感じろ」である。ネタバレになるのでこれ以上何も言えません。。。あまり身構えずに物語の流れに身を任せるのも大事です。逆行要素含めて理解しようとすれば2回目の方が楽しいんだろうなとは思います。わからなかったら見に行かれた先輩方がめちゃくちゃ丁寧な解説記事上げられているのでそちらを読むのもおすすめ。

 

音楽がダイナミックで映像効果もド派手です、主人公めっちゃフィジカル強いのでアクションシーンも見ごたえあります。いやまじIMAX案件だよこれ。そして本作で主人公と行動を共にするロバート・パティンソン(役名:ニール)がめちゃくそ綺麗で頼りになるスマートでかっこいい男なので要注目です。「最初から隣にいました」という顔で急に出てきます

 

久々に映画館のでっかいスクリーンで心揺さぶられるアメリカ映画らしいダイナミックな作品が見れてとても満足です。とりあえず私は作中にオマージュで出てきた某恋愛映画の傑作を今から履修します・・・