ろくに片づけられない本棚

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【美術】「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」に行ってきました。

西洋の絵ってでかい。

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https://artexhibition.jp/london2020/

場所:国立国際美術館(大阪・中之島

会期:2020/11/3~2021/1/31

時間:月火水木日9:00~17:30、金土9:00~20:00

観覧方法:1時間ごとの日時指定制(定員あり)の券を事前に購入、鑑賞時間1時間で観覧を終えるようにとの案内。間隔を空ける、マスクは鼻までする、私語を避けるようにとの注意も。館入口にて消毒、サーモグラフィーカメラによる検温システムあり。

音声ガイド:古川雄大さん

スマホにアプリDLしてから行ったら他のお客さんが使ったあとみたいな共用の機械借りずに済む、600円ぐらい。

 

  ずーーーーっと行きたくて見たくて堪らなかった展示会だったのですがコロナで流れに流れてようやく行けました…今行くのもはばかれるんですけど、この機会逃したら絶対見れないなんなら海外旅行しばらく無理だしこんな機会またとないだろうな………でそれぐらい貴重な作品の数々でした。全部日本初公開ですってよ。太っ腹すぎるぜナショナル・ギャラリーしかも実家に帰るの待っててくれてるってことでしょ……厳しい状況で企画出資開催頂いた各方面の方々に感謝。

  土曜日の開館直後の回に観覧したのですが、最初の観覧スペースで混雑があった(入口はどうしても詰まるよね…)だけで、あとはゆとりを持って観覧出来ました。ちょっと観覧順路わからない所あったけど…

 

  構成はロンドン・ナショナル・ギャラリーのイギリス市民が作った美術館という特色を活かして、イギリスとヨーロッパ各国の西洋絵画交流の歴史を辿る内容になっています。目玉のフィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」もそうなんですけどとにかく「なんか教科書で見た事ある」という有名で質の高い絵画が多いです。絵画収集当時のイギリス経済がいかに強くて潤っていたかが伺えました。イギリスにおける絵画の流行の流れも堪能できます。海洋国家絶頂期には異国の風景画が流行ったとか肖像画書いてもらうのが流行ってたとか。

 

  私のお気に入りはムリーリョ「窓枠に身を乗り出した農民の少年」、クロード・ロラン「海港」、ピエール=オーギュスト・ルノワール「劇場にて(初めてのお出かけ)」です。「ひまわり」は思ったよりでかかった。西洋絵画ってキャンバスで書くからこそなんでしょうけど大きいですよね。端から端、細かいところまでキャンバス全体にしっかり絵の具つけて描きこまれてます。私が描いたら端の方とか「もうええわ」って雑に描いてしまうわ…画家ってすごい(当たり前です)。見た絵画全部良すぎてミニ図録(1400円ぐらい)買いました。

 

  圧巻の作品郡でした。ロンドン・ナショナル・ギャラリー美術品は全2300点と今回来日したのはごくごく一部とのことで……できれば本場に行きたいです。海外特にヨーロッパの美術館オシャレですよね……今回の展覧会で下火な美術業界が少しでも元気になって次回の開催に繋がれば、と切に願います。